ファイルへの書き込みと読み取りのフロー

Flowsを使用してファイルへの書き込みと読み取りを行う方法の例です。

LoopEdgeデバイス上にログファイルを作成し、その内容を読み込みます。

    • ログファイルを作成する
    • ファイルへの書き込み
      • ファイルへのメッセージの書き込み
    • ファイルの読み込み
    • ファイルへの書き込みと読み取りのフローのビデオ
    • FTPソフトによるログファイルの取得
    • ノードパレットのfilter nodes検索機能を使用して、fileノードなどの特定のノードを検索できます。
    • フローの設定を変更したときは、必ずフローを保存してください。保存しない場合、変更したフローは実行されません。
    • ノード構成で使用されるファイル名は、大文字と小文字が区別されます。

ログファイルを作成する

データを書き込む前にファイルを作成します。

ログファイルを作成するには:

  1. 左側のナビゲーションパネルで、[ Flows ]を選択します 。
  2. [ Flows ]ウィンドウで、Go to LoopF​​lowsをクリックします 。
  3. 新しいフローを開始するには、キャンバスの右上にある+をクリックします。
  4. file(write)ノードをキャンバスにドラッグします。
    このノードは、パレットのストレージの下にあります。fileノードが2つありますので注意してください。ファイルを読み込むためのノードとファイルへ書き込むためのノードです。
  5. fileノードをダブルクリックし、スラッシュ(/)で始まるファイル名を入力します。

    注意:ファイル名にはスラッシュが必要です。例:  /loop1.log
    ファイルはLoopEdgeデバイス上に作成されます。 サブディレクトリがすでに存在する場合は、ファイルへのフルパスを指定できます。例: /logfiles/loop1.log

  6. fileノードに追加するActionを選択し、Doneをクリックします。
  7. injectノードをキャンバス上にドラッグします。
    このノードはパレットの入力の下にあります。デフォルトではtimestampになっています。このノードは 、ファイルを作成するためのトリガーとして機能します。他のペイロードオプションも利用可能ですが、後ほど詳細なフロー例で説明します。
  8. injectノードとfileノードを接続します。
  9. キャンバスの右上にある[ SAVE ]をクリックして、フローを保存します。
    保存に問題がある場合、エラーメッセージがキャンバスの下のdebugタブ領域に表示されます。保存に成功すると、debugタブにメッセージは表示されません。

  10. inject (timestamp)ノードの左側にあるボタンをクリックして、ファイルを作成するタイムスタンプを挿入します。この例では、/loop1.logファイルが保存されます。

    この手順での一般的なエラーは、ファイル名のスラッシュの省略です。スラッシュは必須です。

  11. ファイルが作成されたことを確認する手順については、「ファイルの読み込み」を参照してください。

ファイルへの書き込み

「ログファイルの作成」の手順  では、injectノードを使用してfileの作成を行いました。次の手順は、ファイルへの書き込みの基本的な例です。

作成したファイルへ追加の書き込みを行うには 

  1. inject (timestamp)ノードの左側にあるボタンをクリックしてtimestampをファイルに挿入します。inject (timestamp)ノードのボタンをクリックする都度、追加のtimestampをファイルに書き込みます。書き込まれたことを確認するには「ファイルの読み込み」の手順を参照してください。

ファイルへのメッセージの書き込み

作成したファイルへメッセージ(文字列)の書き込みを行うには 

  1.  inject (timestamp)ノードをダブルクリックして、Payloadのモード設定を文字列に変更し、メッセージを入力してDoneをクリックします。この例では、Hello Worldと入力しました  。
  2.  キャンバスの右上にある[ SAVE ]をクリックします。
  3. injectノードの左側にあるボタンをクリックして  、メッセージをファイルに挿入します。書き込まれたことを確認するには「ファイルの読み込み」の手順を参照してください。

ファイルの読み込み

ファイルの内容を読み込む手順

  1. ノード内のfileをキャンバスにドラッグします。
  2. ノードをダブルクリックし、Filenameを入力して[ Done ]をクリックします。
    出力は標準のutf8文字列形式です。

    ファイル名にはスラッシュが必要です。例えば: /loop1.log

     

  3. injectノードをキャンバス内のfileノードの左側にドラッグします。
  4. debugノードをキャンバス内のfileノードの右側にドラッグします。
  5. injectノードおよびdebugノードをfileノードと接続します。
  6. キャンバスの右上にある[ SAVE ]をクリックします。
  7. キャンバスの下部にある[ debug ]タブをクリックします。
  8. inject (timestamp)ノードの左側にあるボタンをクリックして  、フローを起動します。[ debug ]タブには、ファイルに書き込まれたタイムスタンプ(msg.payload)が表示されます。

    /loop1.log

ファイルへの書き込みと読み取りのフローのビデオ

ここまでの手順のビデオ(音声なし)です。

 

FTPソフトによるログファイルの取得方法

ローカルPCからFTPを使って作成したログファイルを取得する方法です。

  1. LoopEdgeのFTP serviceを起動します。
    LoopEdge左側のナビゲーションパネルから、[ System ] > [ FTP ]を選択します。
    FTP Serviceウィンドウにある[ Start ]ボタンをクリックしてFTP Serviceを起動します。
  2. LoopEdgeにFTP接続する際のユーザアカウントを作成します。
    Usersウィンドウの右側にある+をクリックします。Create UserウィンドウでUsernameを入力し、Add Userボタンをクリックします。
    Passwordが自動的に設定されますので、メモして、Closeボタンをクリックします。
  3. ローカルPCのFTPソフトからファイルをダウンロードします。
    ローカルPC上でFFFTPなどのソフトウェアを起動します。LoopEdgeのIPアドレス、上記手順2で作成したユーザアカウントを設定してLoopEdgeに接続します。
    ファイルは接続後、デフォルトのディレクトリに表示されていますので、ログファイルを選択して、ダウンロードします。