LoopEdge通信要件

ここでは、LoopEdgeで利用する通信ポートを説明します。ファイアウォールの設定を検討するときは、次のポートをご利用ください。

※LoopEdgeはNAT環境で利用は可能ですが、Symmetric NAT 環境ではサポート対象外です。

Outbound 通信

LoopEdgeは、NTP(Network Time Protocol)、ライセンス、リモートアクセス、ルLoopCloud、サードパーティーのCloudサービスなどのサービスに対する無制限のOutbound接続を想定しています。Cloudサービスは通常は動的IPアドレスを持ちます。したがって、Outboundのトラフィックを制限することは望ましくありません。

ファイアウォールを設定する際は以下のOutboundを無制限とすることをお勧めいたします。

  • TCP 443(https)
  • TCP 80(http)
  • UDP 5683(lwm2m)では、少なくとも240秒のファイアウォールセッションTTL(存続可能時間)が必要です。
  • TCP 8883(mqtt-ssl)
  • TCP 1883(mqtt-tcp)
  • UDP 9993(リモートアクセス)
  • UDP / TCP 53(dns) – Public DNSサーバが使用されている場合のみ
  • UDP 123(ntp) – Public NTPサーバが使用されている場合のみ

Inbound 通信

LoopEdgeは、次の場合を除き、ファイアウォールで開かれた特定の受信ポートは必要ありません。

  • 戻りトラフィックを許可するための通常のTCP / UDPセッション
  • TTLの240秒間のセッション要件については、上記のリストのUDP 5683を参照してください。

LoopEdgeデバイスポート

LoopEdgeデバイス自体には、以下のポートがオープンしています。

  • TCP 443 – HTTPS
  • TCP 80 – HTTP、443にリダイレクトする
  • TCP 21,2121 – FTP
  • TCP 41250:41275 – パッシブFTPポート
  • UDP 5353 – mDNS(マルチキャストDNS)
  • TCP / UDP 5355 –  LLMNR  (リンクローカルマルチキャスト名前解決)

その他のポートはLoopEdgeOSのiptablesによってブロックされます  。LoopEdge Flowsアプリケーションは発信トラフィックのみを開始し、着信接続を待機しません。

Marketplace Ports

Marketplaceアプリケーションは、独自のポートを管理します。これらのポートはアプリケーション固有のもので、iptablesの外側にありますので制限はされておりません。