DataHub

DataHubとは?

  • Datahubはクラウド接続を行います。LoopCloudにエッジレベルで安全にデータを送信します。
  • MQTTプロトコルを利用してクラウドに接続を行います。また、Datahubはデータをバッファし通信が切断してもデータが失われることがありません。オフラインでも実行し、接続が確立されると、オフラインデータをクラウドに送信できます。これは、ネットワークが不安定な状況で役立ちます。
  • データの容量はハードウエアによって制限され、データは先入れ先出しで破棄されます。

DataHub Cloud Connector

ローカルメッセージブローカーからデータを収集し、MQTTを介してクラウドにデータを送信します。Cloud Connectorは、LoopCloudのModelとDevice設定から作成されたJSONファイルを使用して設定されます。このJSONファイルは、Cloud Connectornの設定に必要なパラメータが含まれています。

Topics

Cloud Connectorには、ローカルメッセージブローカーとの通信を確立するtopicがあります。Cloud ConnectorのTopicは、DeviceHubのtagのraw topickから派生したものです。

LoopCloud接続の準備

LoopCloudでは、「Model作成」の手順に従ってLoopEdgeのModelを作成します。今回は練習目的で「MQTT PLain TCP」のModelを作成します。Deviceを追加したときにダウンロードされるJSONファイルを保存します。

Cloud Connectorに追加

Cloud Connectorにある「+」アイコンをクリックします。upload jsonをクリックし、LoopCloud接続の準備で保存したJSONファイルを選択し、Createをクリックします。

Cloud ConnectorにTopicを追加

Topicのセクションで「+」アイコンをクリックします。Cloud Connecotorで追加したものを選択し、Topicの項目をDeviceHubにあるTopicを入力し、Createをクリックします。

LoopCloud接続の検証

DeviceのStatusが緑色となります。

Dashboard

ゲートウェイに関する統計情報を表示します。設定アイコンから、ダッシュボードに表示するグラフを切り替えることができます。

  • CPU Utilization
    CPU使用率を表します。
  • Memory Usage
    キャッシュメモリと実際のメモリ使用量を表します。単位はMiBです。
  • Network In/Out
    Network Inは下りのトラフィック量を表し、Network Outは上りのトラフィック量を表します。単位は、MiBです。

LoopEdge特徴

LoopEdgeの概要

LoopEdgeは、ゲートウェイ機器上で動作するOS(operating system)です。

このエッジレベルのソフトウエアは、IoTのデバイス/システム(センサーやPLCなど)からデータをシームレスに収集し、そのデータをクラウドまたは社内のエンタープライズシステムに統合します。
レガシー環境のデバイスも含め非常に多くのドライバをサポートしており、産業環境などのデバイス管理を可能にします。

LoopEdgeソフトウエアは、ゲートウェイ機器を介して、多くのプロトコル/バス(RS232、RS485、CAN、イーサネット、フィールドバスなど)をサポートします。
生データや処理データをエッジ上で可視化することや、LoopCloudなどの外部システムに送信することは、ほぼリアルタイムにできます。

LoopEdgeを利用するメリット

LoopEdgeを利用する事で次のメリットがあります。

  • 産業用デバイスから安全にデータを取得する
  • クラウドに安全にデータを送信する
  • データ処理をアプリケーション上で実行する
  • デバイスを管理する

デバイスの接続性

LoopEdge はお客様の資産からデータを収集し次の課題を解決します。

  • レガシーシステムとモダンシステムの両方からの収集
  • セキュリティ
  • ビッグデータのフィルタリング
  • データ分析や可視化するためのデータの絞り込み

クラウドの接続性

LoopEdgeクラウドコネクタは、データ可視化とデバイス管理のためのLoopCloudプラットフォームとの容易な統合を可能にします。
エッジで収集されたデータを活用し、リアルタイムの監視と機械学習のためにクラウドで利用できるようにします。

アプリケーションのデプロイ

収集されたデータを最大限に活用するために、パブリックおよびプライベートのマーケットプレイスリポジトリは、エンタープライズアプリケーションとデータベースとの統合を可能にします。
データ駆動ソリューションでビジネスインテリジェンス(BI)を推進します。

管理

LoopEdgeにリモートからアクセスして再起動や工場出荷時の設定にリセットします。また、ファームウェアをデバイスにアップロードしアップグレードができます。
DeviceHubを使用してデバイスに値を書き込みができます。
LoopF​​lowsのドラッグ&ドロップを使用し、フローベースのロジックビルダー で、ルール、アラート、およびイベント処理用のアプリケーションロジックを記述できます。

LoopEdgeのアーキテクチャ

  • Gateway Device
    Hewlett-Packard CompanyやDellなどの主要なハードウエアベンダーによって製造されたゲートウェイデバイスは、カスタマイズされたオペレーティングシステムを備えています。
  • LoopEdge Software
    ゲートウェイにインストールされ、デバイス(PLC)に接続し、それらのデバイスからデータを収集するLitmus Automation LoopEdgeソフトウエア。

    LoopEdge を使用すると、カスタムアプリケーションに接続されたデバイスからカスタムフローのデータを作成できます。
    フローは、ブラウザーベースのドラッグアンドドロップインターフェースを介して作成され ます。
    LoopEdge DataHub機能は、インターネット接続を監視し、接続が切断されたとき、または使用できないときにデータをローカルに保存します。
    接続が切断されると、データはバッファされ、データは失われません。
    DeviceHub成分は、物理デバイスからデータを収集し、内部メッセージ・ブローカーにパブリッシュ。
    データはDataHub経由でクラウドに直接送信されるか、ローカルで処理されて任意の宛先に送信されます。
  • Flows
    LoopF​​low機能は、ハードウエアをインターネットに接続し、APIを設計し、構成をトラブルシューティングするための簡単なドラッグアンドドロップツールを提供します。
  • Marketplace
    データ処理アプリケーションは、開発されるか、再利用可能なコンポーネントのマーケットプレースからダウンロードされます。
  • LoopCloud
    デバイス管理とデータの可視化のために、Litmus Automation LoopCloudにデータを送信するようにLoopEdgeを設定できます。