Users

ユーザーロールの定義

LoopEdgeには、選択したユーザーロールのタイプに基づいて、3つのレベルのユーザー権限があります。LoopEdgeの各コンポーネントには、独立した認可と独自のスコープがあります。

ここでは、ユーザーロールを定義できます。

新しいユーザーを追加するには、右上の+ボタンで「Add User」をクリックします。ユーザーの名字と名前、パスワード、役割を入力します。役割は、管理者、開発者、ユーザーから選択でき、いずれも独自の権限を持ちます。

パスワードにはパスワード強度を表すバーを緑に表示させる事が必要です。ユーザーは、割り当てられたパスワードから初めてログインするときにパスワードを変更するように求められます。

下の表は、どの役割が選択されているかに基づいてさまざまな権限を示しています。

範囲 ユーザー 開発者 管理者 コメント
認証
ライセンス    
    ・ライセンスを登録
パスワード
    ・パスワードを変更
アクセス
    ・ライセンスを参照
  • ・自分のプロフィールを更新
管理    
    ・ライセンスの有効/無効
    ・ユーザー管理
    ・認証プロバイダーを構成
システム
    ・バックアップを構成
    ・構成を復元
デバイス管理
アクセス
    ・システム情報を参照
    ・LWM2Mオブジェクトを表示
管理    
    ・インターフェースの設定
  • ・保護されたLWM2Mのリソースを表示
  • ・ゼロネットワークを設定
    ・システムアクション(再起動など)を実施
DataHub
アクセス
    ・クラウドコネクタ一覧の表示
    ・ノード一覧の表示
開発    
    ・ノードの生成/更新/削除
管理    
    ・保護されたクラウドコネクタのデータを表示
    ・クラウドコネクタの生成/更新/削除
    ・未加工のデータソケットを許可
システム
    ・バックアップを構成
    ・構成を復元
DeviceHub
アクセス
    ・レジスタを表示
    ・デバイスを表示
    ・ドライバを表示
    ・OMAマッピングを表示
開発    
    ・タグを生成
    ・デバイスの生成
    ・OMAマッピングを生成
管理    
    ・???
システム
    ・バックアップを構成
    ・構成を復元
マーケットプレイス
アクセス
    ・マーケットプレイス一覧表示
    ・マーケットプレイスアプリを表示
開発  
    ・アプリケーションの詳細表示
    ・アプリケーションの一覧表示
    ・アプリケーションの開始/停止
管理    
    ・マーケットプレイス追加/削除
    ・マーケットプレイスからアプリを設定して起動する
システム
    ・バックアップを構成
    ・構成を管理する
Flows
アクセス
    ・Flowsを表示する
開発    
    ・Flowsの生成/変更/保存
管理    
    ・Flowsの開始/停止
FTP
アクセス
    ・FTPサービス状態を表示
    ・ユーザー覧を表示
管理    
    ・FTPの開始/停止
    ・FTPユーザーを管理

Applications

LoopEdge上でアプリケーションを起動し、エッジレベルの分析を可能にします。すべてのアプリケーションは、Dockerのコンテナ内で実行されます。このため、専用のコンテナを実行してアプリケーションの分離を保証します。標準では、以下のアプリケーションがMarketplaceで公開されています。

  • Elasticsearch
  • Kx
  • Minio
  • MongoDB
  • SQL Server
  • MySQL
  • PiplineDB
  • PostgreSQL
  • SCADA-TLS

標準のMarketplaceの起動方法

ナビゲーションパネルのApplicationsをクリックし、Configureを選択します。「+」アイコンをクリックします。「Default Marketplace」の項目のAddをクリックします。

次に、ナビゲーションパネルのMarketplaceを選択し、起動したいアプリケーションをクリックします。その後に表示されるアプリケーション独自のパラメータを入力し、Launchをクリックすると、アプリケーションが起動します。

 

Flows

LoopFlowとは?

ドラッグアンドドロップのフローエディターはデバイスとの接続に使用します。データ処理、フィルタリング、分析のロジックをJavaScriptが使え、さらに、よく使われるイベントの処理のルールやアラートの機能も含まれています。

ナビゲーションパネルの「Flow」を選択し、「Go to LoopFlows」をクリックします。

  1. ノード (node)
    対象となるノードを選択しドラッグし、フロー上でドロップします。
  2. フロー(flow)
    選択したノードの編集や、ノード同士をワイヤで接続します。
  3. 情報 (info) / デバッグ(debug)
    info: 選択したノードの情報を表示します。
    debug: デバッグ情報を表示します。

timestampと表示されているノードがイベント起動し、http requestのノードがイベントを処理し、msg.payloadとなっているノードがイベントの終了を行います。フローの左から右に処理が進んでいきます。

コネクタ同士をドラックアンドドロップするとワイヤが接続されます。

簡単なFlowの作成

単純なフローは、入力(inject node)、出力(debug node)、それらの間を結ぶワイヤで構成されます。Flowの右上のSaveをクリックすると保存され、Flowが実行できる状態です。injectノードの左側のボタンをクリックすると、debugに出力されます。

DeviceHubのTagデータの取得

  • 前提条件
    • DeviceHubでDeviceを作成し、Topicを生成できるようにTagを追加します。
    • DeviceHubをチェックし、Deviceが接続されれいることを確認します。

Litmus AutomationのDatahub Subscribeノードとdebugノードをドラッグアンドドロップし、2つのノードをワイヤで引いて接続します。

DataHub Subscribeノードをダブルクリックしてパラメータを表示します。Datahubフィールドの横にある鉛筆アイコンをクリックし、接続パラメータを表示し、Updateをクリックします。

注意: DatahubノードのデフォルトのIPアドレスとポートには、自動的に値が入力されます。これらのデフォルト値を変更しないでください。

Topicには、DeviceHubのTagのRaw Topicを指定するとデータを取得できます。コピーアイコンをクリックするとTopicをコピーできます。

注意: 必ずFlowの右上のSaveボタンをクリックしてください。保存されるまで作成したFlowが実行されません。

仕様上の注意点

Datahub subscribeとDatahub publisherのノードを含むフローを作成すると、お互いの機能が干渉し、予期せぬ動作が発生します。この2つのノードを含めるフローの場合は、changeノードを追加し、msg.subjectを削除してください。

このフローに必要な処理を追加していきます。

DeviceHub

DeviceHubとは?

DeviceHubは、物理デバイス(PLC、センサーなど)に接続してデータを収集するための仕組みを提供します。

  • PLCなどへの接続用に設定する必要があります。
  • 物理デバイスからデータを収集し、内部のメッセージブローカーにデータを送信します。データは、Datahub経由で案繊維クラウドに送信することも、ローカルで管理して任意の場所に送信することも、または、その両方を行うことができます。
  • 主な目的は、PLC(Programmable Logic Controller)からデータを収集し、OMA情報を付加してデータを分類し、メッセージブローカーにデータを送信します。
  • エッジでPLCの統計情報と入出力データを取得できます。
  • DeviceHubにはデバイスドライバーが含まれています。Siemens、Allen Bradley、Mitsubishi、Omronなどの多くのPLCメーカーをサポートしています。

Deviceの追加

PLCに接続するための設定を行います。

ナビゲーションパネルで、DeviceHubをクリックし、Deviceタブの「+」アイコンをクリックします。ダイアログでデバイスに関連付けられている通信プロトコルを選択します。他のプロトコルには、Allen Bradley、Mitsubishi、Omron、GE Fanucがあります。

デバイスの名前を入力し、デバイスに接続するための情報(ネットワークポート、ネットワークアドレスなど)を入力し、Add Deviceをクリックします。

Tagの追加

PLCの統計情報や入出力データを取得するための設定を行います。Tagは、PLC内の特定のメモリ位置(レジスタ)からデータを収集できるようにします。

ナビゲーションパネルで、DeviceHubを選択し、Tagsタブの「+」アイコンをクリックし、Add Oneを選択します。ドロップダウンリストからデバイスを選択します。このダイアログで表示されるものは、デバイスのドライバによって異なります。必要事項を入力しAdd Tagをクリックします。

  • Tag Name
    ユーザー定義の名前
  • Polling Interval
    PLCのレジスタデータを読み取る間隔(秒)
    0の場合は停止
  • Value Type
    レジスタに保存されているデータタイプ
  • Address
    PLCのレジスタアドレス

OMAの割り当て

DeviceHubのTagにOMA(Open Mobile Alliance)を適用されると、収集されたデータはOMA標準にしたがってフォーマットされます。収集されたデータは適切な形式になり、データベースに保存され、LoopInsightなど他のアプリケーションでの分析に使用できるようになります。

ナビゲーションパネルで、DeviceHubを選択し、Tagsタブをクリックします。ActionsメニューのAdd bindingを選択します。Object、Resource、Value Type、Instance IDを指定します。

DataHubのTopicに、このIPOS topicを指定しLoopCloudに送信すると、LoopCloudのDeviceのEXPLORで送信したデータを確認できます。

DataHub

DataHubとは?

  • Datahubはクラウド接続を行います。LoopCloudにエッジレベルで安全にデータを送信します。
  • MQTTプロトコルを利用してクラウドに接続を行います。また、Datahubはデータをバッファし通信が切断してもデータが失われることがありません。オフラインでも実行し、接続が確立されると、オフラインデータをクラウドに送信できます。これは、ネットワークが不安定な状況で役立ちます。
  • データの容量はハードウエアによって制限され、データは先入れ先出しで破棄されます。

DataHub Cloud Connector

ローカルメッセージブローカーからデータを収集し、MQTTを介してクラウドにデータを送信します。Cloud Connectorは、LoopCloudのModelとDevice設定から作成されたJSONファイルを使用して設定されます。このJSONファイルは、Cloud Connectornの設定に必要なパラメータが含まれています。

Topics

Cloud Connectorには、ローカルメッセージブローカーとの通信を確立するtopicがあります。Cloud ConnectorのTopicは、DeviceHubのtagのraw topickから派生したものです。

LoopCloud接続の準備

LoopCloudでは、「Model作成」の手順に従ってLoopEdgeのModelを作成します。今回は練習目的で「MQTT PLain TCP」のModelを作成します。Deviceを追加したときにダウンロードされるJSONファイルを保存します。

Cloud Connectorに追加

Cloud Connectorにある「+」アイコンをクリックします。upload jsonをクリックし、LoopCloud接続の準備で保存したJSONファイルを選択し、Createをクリックします。

Cloud ConnectorにTopicを追加

Topicのセクションで「+」アイコンをクリックします。Cloud Connecotorで追加したものを選択し、Topicの項目をDeviceHubにあるTopicを入力し、Createをクリックします。

LoopCloud接続の検証

DeviceのStatusが緑色となります。

Dashboard

ゲートウェイに関する統計情報を表示します。設定アイコンから、ダッシュボードに表示するグラフを切り替えることができます。

  • CPU Utilization
    CPU使用率を表します。
  • Memory Usage
    キャッシュメモリと実際のメモリ使用量を表します。単位はMiBです。
  • Network In/Out
    Network Inは下りのトラフィック量を表し、Network Outは上りのトラフィック量を表します。単位は、MiBです。

PLCから取得したデータの可視化

LoopEdgeを使い、PLC(三菱: L26CPU)からデータ取得とLoopにデータ送信を行い、LoopCloud上で、そのデータを可視化するまでの一連の流れについて説明します。

■LoopCloud

アカウント作成

https://litmus.pro にアクセスし、アカウントの登録を行います。はじめに、Registerをクリックします。

Usernameは、システムの中で一意にする必要があり、半角英数字で入力します。First nameとLast nameはあなたのお名前をローマ字で入力します。Emailはお使いのメールアドレスを入力してください。PasswordとConfirm passwordは任意のパスワードを設定してください。すべて入力後に、Registerをクリックしてください。

上で登録したメールアドレスに、no-reply@security.litmus.cloudからメールが届きます。メールの中にあるリンクを上のRegisterをクリックしてから5分以内にクリックすると、アカウントが作成されます。

 

company作成

LoopCloudにログインした直後の画面にあるCompaniesで、NEWをクリックします。

Nameに、システムで一意な4文字以上21文字以下の半角英数字を入力し、CREATEをクリックしてください。

project作成

New projectをクリックしてください 。

Nameに任意の半角英数字を入力して、CREATEをクリックしてください 。

作成したプロジェクト名をクリックします。(この例ではdemoです)

model作成

左メニューのModelsをクリックします。

上部のLOOPEDGEをクリックし、New Modelをクリックします。

Model nameには、半角英数字の任意の文字を入力します。PREDEFINED SETでは、「MQTT TLS/SSL connection parameters」にチェックを入れ、SAVEをクリックします。

device作成

左メニューのDevicesをクリックし、右上のSingleをクリックします。

上のLOOPEDGEをクリックし、Modelsで作成した名前をクリックします。(この例ではdemoです)

CONTINUEをクリックします。ファイルがダウンロードされるので保存します。このファイルはLoopEdgeの設定で使用します。

 

■Loopedge

Datahub設定

左メニューのDatahubをクリックし、Cloud Connectorsの「+」ボタンをクリックします。

Upload JSONをクリックし、LoopCloudのdevice作成時にダウンロードしたファイルを指定し、開きます。

各項目が自動的に設定されるので、Createをクリックします。

下のTopicsの「+」をクリックします。

Cloud Connectorには上で設定した項目を選択し、Topic Nameには「devicehub.standard.>」を入力し、Createをクリックします。

Devicehub設定

左メニューのDeviceHubをクリックし、「+」をクリックします。

接続するPLCのタイプと、ドライバー(プロコトル)を選択してください。

Nameには、任意の半角英数字を入力してください。Network Port、Network Addressなど、PLCと接続するために必要な情報を入力して、Add Deviceをクリックしてください。

上部のTagsをクリックし、右の「+」をクリックし、Add Oneをクリックします。ポップアップ画面で、さきほど追加したDeviceを選択します。

Poll Intetvalに10を入力すると、10秒間隔でデータを取得します。Tag Nameは任意の半角英数字を入力してください 。PLCから取得したい値のValue Type、Register Name、Addressを入力し、Add Tagをクリックします。

Actionsのアイコンをクリックし、Add Bindingをクリックします。

ここでは、取得した値が何かを設定します。Objectでは、Generic Sensorを選択し、Nextをクリックします。Resourceでは、Sensor Valueを選択し、Nextをクリックします。Instance IDは、0を入力しNextをクリックします。最後に、Submitをクリックします。

 

 

■Loop Insight

LoopCloudにアクセスし、左メニューのAppsをクリックします。Loop Insigtのスイッチをクリックし、ONに変更します。次に、SYNCHRONIZEをクリックします。URLで選択している部分をメモした後、LIをクリックします。

上部メニューのSlicesをクリックし、右の「+」をクリックします。

Choose a datasourceには、先程メモした文字列が含まれるもの(abcdef123の場合、data_abcdef123です)を選択します。Choose a visualization typeには、Time Series – Line Chartを選択し、Create new sliceをクリックします。

TimeのTime Columnをtime_stampに変更し、QueryのMetricsをava__float_valueに変更し、Run Queryをクリックすると、グラフが表示されます。次にSaveをクリックします。

Save asを選択し、slice nameに任意の半角英数字を入力します。Add to new dashboardを選択し、dashboard nameに任意の半角英数字を入力します。Save & go to dashboardをクリックします。dashboardが表示されます。

LoopInsightの特徴

LoopInsightの概要

LoopInsightは、Loopに格納されたデータの探索と可視化を行うために用意されたウェブアプリケーションです。

LoopInsightは、OMADataObject形式のJSONデータがLoopに送られた際に、さまざまなデータの可視化を行うことができます。 LoopInsightでは、Slices機能とSlicesによって生成されたデータ表示を取りまとめるDashboard機能が提供されます。

Slices機能について

Slices機能により、Loopに蓄積されたすべてのデータは、LoopInsightに用意されたさまざまな可視化のための表示方法を選択することができ、Loopのデータと容易に連携を行い表示させることができます。必要手順は以下です。

 

  1. LoopのAppsメニューからLoopInsightアプリケーションを選択し機能を有効にするスライドを「ON」にします。
  2. 「Synchronize」よりLoopデータとLoopInsightに必要なDatabaseが生成されます。
  3. LoopInsight画面にてSlicesメニューを選択します
  4. 必要なデータは既にLoopInsight内で連携されているのでドロップダウンメニューからデータを選択します。
  5. 可視化を行うChartのタイプを選択します。

データを選択する

Loop側でデータのSynchronizeが行われており、対象のデータが格納されていれば、ドロップダウン形式で[data_{project}]名称でデータを設定できます。

可視化タイプを選択する

どのように可視化を行うか選択できます。可視化タイプは以下の通りです。

  • Big Number

  • Big Number with Trendline

  • Box Plot

  • Bubble Chart

  • Calendar Heatmap

  • Candlestick

  • Chord Diagram

  • Country Map

  • Deck.gl – Grid

  • Deck.gl – Hexagons

  • Deck.gl – Screen grid

  • Deck.gl – Scatter plot

  • Distribution – Bar Chart

  • Directed Force Layout

  • Dual Axis Line Chart

  • Event flow

  • Filter Box

  • Gauge

  • Heatmap

  • Horizon

  • Histogram

  • iFrame

  • Mapbox

  • Partition Diagram

  • Parallel Coordinates

  • Pie Chart

  • Sankey

  • Separator

  • Sunburst

  • Time Series – Line Chart

  • Time Series – Periodicity Pivot

  • Time Series – Bar Chart

  • Time Series – Percent Change

  • Time Series – Stacked

  • Time Series – Paired t-test

  • Time Series – Table

  • Treemap

  • Word Cloud

  • World Map

SliceのRecordについて

Sliceのレコードは以下の構成で生成されます。

  • Owners
    オーナー情報
  • Datasource Id
    データのID
  • Visualization Type
    可視化タイプ
  • Name
    Sliceの名前(任意)
  • Changed By
    更新者
  • Dashboards
    どのダッシュボードに表示されているか
  • Created By
    生成者
  • Datasource Type
    データタイプ (Tableなど)
  • Created On
    生成日
  • Parameters
    クエリパラメータ
  • Perm
    データベースとデータのテーブル情報
  • Datasource Name
    データ名称
  • Cache Timeout
    キャッシュのタイムアウト時間
  • Changed On
    クエリ更新時間
  • Description
    Sliceの説明

SliceのListについて

Sliceを生成するとそのSliceはListによって管理されます。ListはそのSliceのrecordを表示、編集、削除できます。また、Slice自体を削除できます。

Sliceの詳細画面

データを切り出すために必要なクエリ情報は、既にLoopにより細分化され、Metricとして定義されています。どのデータを可視化するか、データを選択したらクエリによりデータを取得することで、見せたいデータが選択されたグラフやMapに配置されるようになっています。与えられたMetricをつかったクエリのカスタマイズも行う事ができます。

データは「Run Query」ボタンをクリックすると表示する事ができます。SaveボタンによるSliceの保存機能は、Dashboardへの直接追加を行う保存方法とSlice自体の保存方法を選択できます。

  • Datasource & Chart Type
    Sliceを生成する際に選択されたDataの名称と可視化タイプが表示されます。
  • Time
    時間のColumn指定と範囲を指定できます。
    カレンダーから指定を行う事、特別な範囲指定を行う事が可能です。
  • Query
    クエリを生成できます。可視化タイプにより、必要なデータの値はさまざまです。
    (例:float形式でデータを蓄積させている場合は、Dual Axis Line ChartにfloatのデータAverageやSumを表示する事ができます。)
  • Chart Options
    可視化タイプにより、色の指定やLabelの設定などを行う事ができます。
  • SQL
    カスタマイズしたWhere句やHaving句をQueryに追加できます。
  • Filters
    必要なデータを絞りこむ条件などを指定できます。

Sliceを共有する

Sliceを生成した後は、可視化したデータをそれぞれリンク形式、Iframeへの埋め込みで表示を共有することが可能です。またJSON、CSV形式でデータを出力できます。

Dashboard機能について

Slicesで切り出した可視化されたチャートはDashboardとしてデータをまとめて表示する事ができます。Dashboard自体も複数生成が可能です。

Dashboardに配置する場合は、Slicesの保存時に表示したいDashboardを選択するか、新規に追加し保存を行う事で、指定されたDashboardに配置を行う事ができます。

機能面では保存されたSlice単位の画面レイヤーを簡単に配置替えできるため、オリジナルな可視化表示を容易に実現できる仕組みを提供します。

DashboardのRecordについて

Dashboardのレコードは以下の構成で生成されます。

  • Title
    Dashboardのタイトル
  • Slug
    Dashboard識別用Slugパラメータ
  • Slices
    表示されるSlice一覧
  • Owners
    オーナー情報
  • Position JSON
    配置情報JSON
  • CSS
    スタイルシート情報
  • JSON Metadata
    メタデータのJSON
  • Underlying Table
    テーブルの基礎表

DashboardのListについて

Dashboardを生成するとSliceと同様そのDashboardはListによって管理されます。Listは、recordを表示、編集、削除できます。Sliceとの違いは、削除機能の他にDashboard自体のExportを行える機能があります。

LoopCloudの特徴

LoopCloudは、あらゆるタイプのハードウエア、デバイス、センサーまたは機械を安全に接続して柔軟に管理できるデバイスとデータ管理プラットフォームであり、すべてのIoTプロジェクトとその導入おいて広範囲の制御を提供します。
LoopCloudは、TCP / UDPプロトコルを使用して通信し、レガシーデバイスを含むあらゆるタイプのIoTデバイスのセンサーからデータを収集します。ネットワーク接続には、IPアドレス(WIFI、イーサネット、LoRa、Wi-sunなど)または非IPアドレス(Bluetooth、Zigbee、シリアルなど)があります。収集されたデータは、既存のエンタープライズアプリケーションに容易に統合されます。

さらに、Device Management Suiteを使用すると、異なる種類のデバイスから収集された豊富なデータセットを1つのウィンドウ内で視覚化できます。
LoopCloudプラットフォームはデバイスやセンサーの収集データにより、貴重なビジネス洞察を明らかにします。また、次の利点があります。

  • ビジネス要件を満たすデータ分析を可能にするカスタマイズ可能な構成
  • 既存のエンタープライズアプリケーションとデータベースとの統合
  • OMA(Open Mobile Alliance)標準に準拠したIoTデバイスとの相互運用性

 

接続 – 学習 – 視覚化

LoopCloudは、安全なデバイス接続のためのさまざまなIoTプロトコルをサポートしています。Loop and IoT Standards Compliance参照してください。

あらゆるタイプのデバイスをLoopCloudプラットフォームに接続します。

  • 組み込み機器
  • センサー
  • サードパーティのクラウドデバイス
  • モバイル
  • LoopEdgeゲートウェイ
  • HTTP ウェブサービスによる従来のシステム(SOAP / REST)

1つのシームレスなインターフェースで各デバイスの動作を追跡し、突きとめます。

正規化と統合

さまざまな構造からプラットフォームにデータが送信されると、Open Mobile Naming Authority(OMNA)LightweightM2M(LwM2M)オブジェクトおよびリソースレジストリで定義されているように、データは1つの標準フォーマットに正規化されます。

データは、LoopCloud・アプリケーションまたはサードパーティ製のエンタープライズ・アプリケーション・コネクタから利用できます。エンタープライズアプリケーションには、さまざまなデータベース、Big Dataプラットフォーム、ERP(Enterprise Resource Planning)、CRM(Customer Relationship Management)ソフトウエアなどのビジネスインテリジェンスツールが含まれます。

デバイスの管理

リアルタイムデバイスのデータとパフォーマンスを表示できるLoopCloudプラットフォーム内でデバイスの設定と登録をします。
このプラットフォームでは、デバイスを最新のファームウェアで有効、無効、更新できます。個々のデバイスをプロビジョニングするか、ブートストラップと登録メカニズムを使用して、デバイスをプラットフォームに一括展開できます。

LoopEdge特徴

LoopEdgeの概要

LoopEdgeは、ゲートウェイ機器上で動作するOS(operating system)です。

このエッジレベルのソフトウエアは、IoTのデバイス/システム(センサーやPLCなど)からデータをシームレスに収集し、そのデータをクラウドまたは社内のエンタープライズシステムに統合します。
レガシー環境のデバイスも含め非常に多くのドライバをサポートしており、産業環境などのデバイス管理を可能にします。

LoopEdgeソフトウエアは、ゲートウェイ機器を介して、多くのプロトコル/バス(RS232、RS485、CAN、イーサネット、フィールドバスなど)をサポートします。
生データや処理データをエッジ上で可視化することや、LoopCloudなどの外部システムに送信することは、ほぼリアルタイムにできます。

LoopEdgeを利用するメリット

LoopEdgeを利用する事で次のメリットがあります。

  • 産業用デバイスから安全にデータを取得する
  • クラウドに安全にデータを送信する
  • データ処理をアプリケーション上で実行する
  • デバイスを管理する

デバイスの接続性

LoopEdge はお客様の資産からデータを収集し次の課題を解決します。

  • レガシーシステムとモダンシステムの両方からの収集
  • セキュリティ
  • ビッグデータのフィルタリング
  • データ分析や可視化するためのデータの絞り込み

クラウドの接続性

LoopEdgeクラウドコネクタは、データ可視化とデバイス管理のためのLoopCloudプラットフォームとの容易な統合を可能にします。
エッジで収集されたデータを活用し、リアルタイムの監視と機械学習のためにクラウドで利用できるようにします。

アプリケーションのデプロイ

収集されたデータを最大限に活用するために、パブリックおよびプライベートのマーケットプレイスリポジトリは、エンタープライズアプリケーションとデータベースとの統合を可能にします。
データ駆動ソリューションでビジネスインテリジェンス(BI)を推進します。

管理

LoopEdgeにリモートからアクセスして再起動や工場出荷時の設定にリセットします。また、ファームウェアをデバイスにアップロードしアップグレードができます。
DeviceHubを使用してデバイスに値を書き込みができます。
LoopF​​lowsのドラッグ&ドロップを使用し、フローベースのロジックビルダー で、ルール、アラート、およびイベント処理用のアプリケーションロジックを記述できます。

LoopEdgeのアーキテクチャ

  • Gateway Device
    Hewlett-Packard CompanyやDellなどの主要なハードウエアベンダーによって製造されたゲートウェイデバイスは、カスタマイズされたオペレーティングシステムを備えています。
  • LoopEdge Software
    ゲートウェイにインストールされ、デバイス(PLC)に接続し、それらのデバイスからデータを収集するLitmus Automation LoopEdgeソフトウエア。

    LoopEdge を使用すると、カスタムアプリケーションに接続されたデバイスからカスタムフローのデータを作成できます。
    フローは、ブラウザーベースのドラッグアンドドロップインターフェースを介して作成され ます。
    LoopEdge DataHub機能は、インターネット接続を監視し、接続が切断されたとき、または使用できないときにデータをローカルに保存します。
    接続が切断されると、データはバッファされ、データは失われません。
    DeviceHub成分は、物理デバイスからデータを収集し、内部メッセージ・ブローカーにパブリッシュ。
    データはDataHub経由でクラウドに直接送信されるか、ローカルで処理されて任意の宛先に送信されます。
  • Flows
    LoopF​​low機能は、ハードウエアをインターネットに接続し、APIを設計し、構成をトラブルシューティングするための簡単なドラッグアンドドロップツールを提供します。
  • Marketplace
    データ処理アプリケーションは、開発されるか、再利用可能なコンポーネントのマーケットプレースからダウンロードされます。
  • LoopCloud
    デバイス管理とデータの可視化のために、Litmus Automation LoopCloudにデータを送信するようにLoopEdgeを設定できます。